[症状]
ごく初期の子宮頚がんではほとんど無症状です。まれにおりものが増えたり、セックスの時に出血が見られるといった症状があります。子宮頚がんが進行してくると、不正出血や悪臭(腐敗臭)のあるおりもの、下腹部・腰・下肢の痛み、血尿や血便などの症状が出てきます。
夫やパートナーを亡くした婦人や高齢の婦人ではセックスの際の出血という症状は発見できません。そのため、子宮頸癌がかなり進行してから不正出血をきたすことがよくあります。30歳を超えたら定期的な検診を受けることが重要です。
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[原因]
原因はヒトパピローマウィルスの感染にある、と最近になって解明されました。ヒトパピローマウィルスは、イボを作る種類のウィルスで、現在50?60種類のヒトパピローマウィルスが発見されています。そのうちの16、18番のヒトパピローマウィルスが、子宮頚がんの発生に関与していると考えられています。 このウィルスは、男性性器の垢や精液などに含まれており、セックスによって感染するという説が有力です。実際、セックス経験のない女性に子宮頸癌はほとんど起こらないようです。
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[治療]
子宮頚がんには、外科療法、放射線療法、化学療法の3つの治療法があります。
a)外科療法
(1)ごく早期の子宮頚がんに対して以下の三つの外科療法があります。
・凍結療法…癌を凍らせて殺す方法です。
・高周波療法…電磁波の熱(電子レンジの原理)で癌細胞を殺す方法です。
・レーザー治療…レーザー光線で癌を焼いてしまう方法です。
(2)少しでも進行した子宮頚がんは以下の外科手術で治療します。
・円錐切除術…癌のある場所を円錐状にくり抜く手術です。
・単純子宮全摘出術…円錐切除術では癌の取り残しがありそうな時は、この手術で子宮を摘出します。
・広汎子宮全摘出術…癌が広い範囲で広がった場合、子宮と膣の一部、さらに近くのリンパ節を摘出します。
・骨盤内臓全摘術 …さらに癌の広がりがひどい時はこの術式によって、子宮・膣とともに下部結腸、直腸、膀胱をも取ってしまいます。
b)放射線療法
強いX線を使ってがん細胞を殺し、癌を小さくする治療です。放射線治療は体の外から行う外照射(WP照射)と、X線を出す物質(線源)を詰めたプラスチックの棒を腟内に入れてX線をあてる方法(腔内照射)があります。この治療は単独、または手術療法と組み合わせることで治癒率を高めます。
c)化学療法
化学療法とは抗癌剤を使って治療することです。外科療法や放射線療法と併用する場合があります。
[受診科]
産婦人科、婦人科、女性外来